「仕事はしないけれど、スペインでのんびり暮らしてみたい」
「リタイア後は温暖なヨーロッパで穏やかに過ごしたい」
そんな夢を持つ方にぴったりなのが、スペインの非営利活動居住ビザ(Non-Lucrative Visa/NLV、以後非営利ビザ) です。
このビザは、働かずにスペインで長期滞在できる特別なビザ。仕事をせずにスペインの生活を満喫したい方、老後の移住先を探している方に理想的な選択肢です。
この記事では、非営利ビザのメリットや取得条件、申請の流れをわかりやすく解説します。
非営利ビザのメリット
1. 長期滞在が可能
最初の1年を経て2年ごとの更新が可能です。5年間滞在すれば永住権の申請資格を得られるため、スペイン移住の第一歩として最適です。
2. 家族も一緒に移住できる
配偶者やお子さまなど、ご家族を帯同家族として一緒に申請することができます。家族そろってスペイン生活をスタートできます。
3. シェンゲン圏を自由に旅行できる
スペイン滞在中は、シェンゲン圏内を180日のうち最大90日間自由に移動可能です。ヨーロッパの各国を気軽に旅することができます。
4. 永住権への道
非営利ビザは、将来的にスペイン永住権を目指すことも可能。長期滞在を通じて、医療・教育・社会保障制度を享受できるようになります。
非営利ビザの主な申請要件
非営利ビザの申請には、経済的な安定性と健康状態の証明が重要です。主な条件は以下のとおりです:
・経済的自立の証明
 スペインで働かずに生活できる資金を証明する必要があります。
 基準となるのは IPREMと呼ばれる、スペイン政府が定める公的所得基準です。
 目安として、主申請者は IPREMの400%、同伴する家族1人あたり IPREMの100% を満たすことが求められます。
・スペインの民間健康保険加入
 コペイメント(自己負担)や免責のない保険が求められます。
 すべての医療費をカバーするスペイン国内の保険会社を利用することが求められます。
・無犯罪証明書
 過去5年間、居住していた国すべてから犯罪歴がないことを証明する必要があります。
・健康診断書
 国際保健規定に基づき、感染症などの健康リスクがないことを証明する医師の証明書が必要です。
・申請手続き
 申請は母国のスペイン領事館で行います。
 領事館によって要件や審査期間が異なるため、事前確認をおすすめします。
※申請先の大使館によっては、これらの書類にアポスティーユの取得やスペイン語への公式翻訳が必要となる場合があります。非営利ビザの要件に関する詳細は、当社の非営利ビザページをご覧ください。
スペイン非営利ビザの魅力:仕事をせずに豊かに暮らす
非営利ビザの最大の魅力は、「働かなくてもスペインで暮らせる」 という自由さ。
マドリードやバルセロナの都市ライフ、アンダルシアの温暖な気候、地中海沿岸の穏やかな海辺生活など、自分らしいライフスタイルを選べます。
また、非営利ビザを取得してスペインに住むことで、現地の文化や食生活、コミュニティに自然と溶け込むことができます。
仕事に縛られないゆとりある時間を楽しみながら、本当の意味での「海外移住」を体験できるのです。
まとめ
スペインの非営利ビザは、
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働かずにスペインに長期滞在したい
 - 
リタイア後に海外移住を考えている
 - 
家族でヨーロッパ生活を楽しみたい
 
という方に最適な選択です。
経済的条件や書類準備はやや複雑ですが、専門サポートを活用すればスムーズに申請できます。
innolegalsでは非営利ビザも日本語でサポート可能です。ぜひこちらからご相談ください。
非営利ビザを取得して、スペインで理想のスローライフを始めましょう。